先日の日曜日、「題名のない音楽会」でピアニストの實川 風(かおる)さんが
ベートーベンの「ワルトシュタイン」を弾いてるのを聴いて、突然
「ベートーベンが弾きたい!」と思った私。昔の楽譜を引っ張り出して
「テンペスト」を弾いてみました。
すると、指が自然と音の方へ向かっていくんです。何十年ぶりなので、上手くは
弾けませんが、何も考えずに指が勝手に動く・・・これは、高校生の頃に、
必死に練習をし、本番を経験した曲なので、体が覚えているんです。
しかも、あのころの「レッスン風景」や「高校生活」「ピアノに対する思い」
などが、思い出され、思わず弾きながら涙がでてきました。
あのころは本当に先生が厳しかったです。前日から緊張して夕飯が喉を通らなかったり、
足は蹴られる、楽譜は空を飛ぶ。。。今では、考えられません。
でも、それが今となっては、懐かしい思い出。当時では考えられないです。
昔流行っていた曲に、その頃の思い出がよみがえることがあると思いますが、
私にとって、ベートーベンが「高校生の思い出」のようです 🙄
新しい曲もいいですが、時間のあるとき、少しずつ「古典派」を思い返して
練習したくなりました。